
緩和ケアとは、がんによる辛い症状を和らげて、自分らしい生活を送るための医療です。
また、ご本人だけでなく、ご家族の不安や悩みに対しても対応されていただき、少しでも患者様やご家族様の
ご希望に添った対応に努めています。
当院の緩和ケアは、専門のホスピスや緩和ケア病棟ではなく、一般病棟で行っています。入院患者様に対しては、緩和ケアの医師、看護師、薬剤師をはじめとした医療スタッフで対応させていただいています。
緩和ケア外来では、症状をコントロールしながら自宅で生活を送っている患者さまとご家族が対象となり、その方が望む生活を送ることを支援しています。
病棟スタッフが担当しており、外来↔入院がスムーズに対応できるように心がけています。
また、調子が優れないときなど入院できるように配慮いたしております。
※整形外科・緩和ケア混合の一般病棟でのご案内となります。
大部屋(4人部屋)、個室があり、ご希望に応じております。
まずは、通院中の病院から当院の医療相談室へのご相談となります。
その後、当院にて検討させていただき、再度通院中の病院へご連絡いたします。
日程を調整し、指定させていただいた外来日に当院に来院していただき初診となります。
初診後は、ご状態に合わせて再診通院していただきます。
ご希望に合わせて、訪問診療や訪問看護の手配も行います。
緩和ケアでは、患者様とご家族の生活を支えるためのケアを行います。下記のようなサポートを行っております。
副院長 藤城 儀幸(ふじしろ よしゆき)

はじめまして、当院の緩和科を担当させていただいている藤城と申します。
生まれは愛知県で、卒業は富山医科薬科大学医学部(現在は富山大学)です。
大学卒業後は母校の泌尿器科学教室に入局し、臨床・研究と大変お世話になりました。
そのまま大学で身を立てることも考えましたが、残念ながら能力と運がなかったようです。
博士号をとって2年の内に、自身の怪我、相次ぐ友人の死や両親の病気を経験しました。
そこで人生を考え直し、医局を辞め、H14年より当院泌尿器科で働かせていただきました。
自分の怪我は概ね治りましたが、衰えは徐々に進み、両親との別れも経験しました。
それ以後は残された自分の時間を有効に使うべく、仕事に遊びに頑張ってきました。
今一番の趣味は古いバイクや車を修理して旅行することです(仕事にも通じております)。
泌尿器科は老人や癌の患者さんの多い科でした。
患者さんとよく話し合いながら診療を重ねてきたつもりですが、限りある時間で全てを伝えることの難しさを常々痛感しておりました。
どの命にも限りがあるのですから、殆どの医療行為は延命行為ということになります。
日々の診療では「自分ならこの場合どうするか?」という視点で考えてきました。
自分が徐々に衰えていくことを理解できないまま、「まだ死にたくない」という理由だけで限りある時間とお金を浪費する方も多く見ました(自分もそうなるかもしれませんが)。
医師が「もう延命も限界だ」と考えたとしても、その説明には時間と根気がいります。
現代の医療制度における日々の診療ではとても困難なことです。
このとても大事なことが欠けた部分を補うのが緩和治療だと考えております。
緩和は老化や病気によって生じる様々な苦しみを和らげることを第一の目標にします。
命の長さを伸ばすことも、勿論短くすることも目的とはしません。
命は長いに越したことはないので、延命は当然するべきなのですが、それ自体が苦しみになるのであれば、苦しむ時間をいたずらに伸ばしているだけということになります。
稀に苦行や我慢を好む方もおられますが、病気が徐々に進行し、生命の終わりに近づいた状態ではあまり意味のないものかもしれません。
但し、何らかの目的の為に延命を要するのであれば、これは大変有意義なことだと思います。私たちはその為の助力は惜しみません。
孫の行事に参加することを希望し、頑張って生き、ダメかもしれないと思われながらも色々な人の助けで参加し、その後すぐに亡くなられた方もおられました。それが良いか悪いかは個人の考え方次第ですが、私としては羨ましいと思いました。
緩和治療には終末期治療を含みますが、それが全てというわけではありません。
限りある時間で人間本来の生き方を一緒に考えていただくためのものです。
その為に障害となることをできる限り取り除く努力をするところです。
いつか必ず自分や自分の家族も今診ている患者さんと同じ思いをすることになるでしょう。
我々医療者側も様々な患者さんと向き合いながら日々勉強をさせていただいております。
自分の人生を考え直す余裕は多くの場合臨死にいたっては殆どありません。
できれば患者さんには余命1年以上の状態で私どもの外来に来ていただきたいと思います。
ただし、一般の診療科の外来のように5~10分程度で話が終わる筈はありません。
短時間の説明で病状の理解や、生きていくことの指針の決定ができるわけもありません。
現在初診で1時間、再診で30分の枠で予約制としております(それでもまだ足りません)。
当然時間とマンパワー不足であり、外来受診予約もかなりの待ちが常態化しております。
かかわれる患者さんを多くできないことで、大変ご迷惑をおかけしております。
しかし、かかわった患者さんには微力ながら最善のケアをこころがけたいとスタッフ一同で考えております。
患者さんだけでなく、もしこのような考えに賛同していただいて一緒に仕事をしたいと感じていただける医療者の方がおられましたら是非ご連絡ください。


| 受付時間 | 診療時間 | |
|---|---|---|
| 午前 | 8:00~12:00 | 9:00~13:00 |
| 午後 | 12:30~16:30 | 14:00~17:30 |
土曜日は、午前のみの受付・診療になります。

日曜祭日と年末年始
(12月31日~1月3日)
※急患はこの限りではありません

八潮中央総合病院
〒340-0814
埼玉県八潮市南川崎845番地
TEL:048-996-1131
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